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都内近郊の賃貸住宅の家賃相場
都内近郊の家賃相場のおおよその目安は、リクルートの「ISIZE住宅情報」の「フォレント」の


「沿線別家賃相場から探す」


を見れば把握できます。


ただし、これはリクルートに広告を出された賃貸物件の家賃相場であり、地元の不動産屋さんが管理し広告を出さない物件、リクルート以外の無料賃貸情報誌に掲載されている物件が含まれていませんし、家賃を少しまける場合もありますから、若干高めであると思います。

大手不動産会社が大規模開発を行い高級賃貸マンションを建設し、膨大な広告費をかけますと掲載物件が多くなり、家賃相場をつりあげます。周囲には格安のあまり広告がされないマンションがある可能性も否定できません。

家賃相場とはおおよその目安であり、実際には同じ地域であっても、建物のグレードや設備、マンション個々の住宅環境、築年数とリフォームの有無、募集時期、付近の需要と供給による空室率などさまざまな要因で家賃設定は変わります。

都内近郊の場合のおおよその傾向は次のようであると思います。

1.都心部の家賃相場が高く、郊外に行くほど安くなります。ただし、同じ沿線であっても、高級住宅地、急行停車駅は都心より遠くても近い駅と逆転して高くなります。

2.都内近郊全般的には、東より西、北より南が家賃相場が高いようです。東海道、東急、小田急、京王、中央線の沿線が高いようです。

3.東京では昔から「山の手」という高台の高級住宅地がありました。一般的には「川の手」よりも「山の手」の方が家賃相場が高いのです。ただし、近年、東京湾岸や隅田川の沿岸などで大規模タワーマンションが建設され、そのような高級マンションの家賃は当然ながら高額になります。

4.都心部のすぐ近くであっても、歴史的経過、大規模開発の有無、地域による情報発信の有無など総合的イメージで家賃相場が変わります。実際には住環境、交通や生活の便利さよりも、街の知名度・ネーミングが重視され、いわいる人気がある街があるのです。

たとえば新宿区の四谷と港区の青山、新宿区の四谷と渋谷区の神宮前、通り一本しか隔ててないのに、青山・神宮前の家賃は高額で四谷の方が安いです。名をとるか、実を取るかということだと思います。

最近はインターネットにより探す場合が多いでしょうが、検索エンジンの上位に表示される不動産会社は大手の場合が多く、必ずしも地元情報に精通しているわけではありません。資金的に余裕があり高級物件を探している場合、どこでもいいからある程度のグレイドという希望の場合は大手不動産会社の方がいいでしょう。

しかし、

住みたい場所が決まり、そこで少しでも住環境、設備がよく、家賃も安いほうがよいとご希望の場合は、地元に行き、地元の不動産会社に案内してもらった方がいいでしょう。

ただし、大手・地元に限らず、どの不動産会社も自分のところの管理物件を優先的に決めようとするのは当然のことです。たとえば、空室はないとの回答の場合、地域全体で空室がないのか、その会社の管理物件で空室がないのかを確かめて見ましょう。

あまり何件も不動産屋さんを回るのは労力の無駄ですが、複数の不動産屋さんを回ってみるのがいいでしょう。不動産屋さんの無理な誘導にはひっかからないようにしましょう。

同じ地域でも新しく、住環境がよく、グレイドが高く、設備が充実しており、入居者を選んでいるマンションは家賃が高い傾向にあります。とくに地元の不動産会社か直接管理している不動産会社でないと、どのような住人が居住しているかはわかりません。


大家・管理会社や警察の目が行き届いている賃貸マンションが安全です。


たとえば、迎賓館や東宮御所に近い新宿区の四谷の東南部の地域は、大家や不動産会社は入居者を厳選していますし、四谷警察署もどのような入居者がいるか巡回し、ポスターで「110番」通報を呼びかけていますので、比較的安全な地域です。

家賃は、個々のマンションの状態により違うもので、家賃相場はひとつの目安とするべきもでしょう。


写真や不動産会社については


東京アーバンライフ(都心生活)


のサイトの方をごらんください。
by toshinseikatu | 2008-10-09 19:48 | 都心賃貸住宅